長期ビジョンとSDGs重点テーマ

サンスターグループ長期ビジョン

2032年のありたい姿

人々の健康寿命延伸と生活の質(QOL)向上に向けて、
予防医療やウェルネスの観点から お口の健康を起点とした
全身の健康増進に寄与する製品・サービスを創造する。

そして、建物やモビリティを含むあらゆる生活環境において、
人々が、心身ともに健やかで快適な生活を
一生涯通じて送れるようトータルにサポートし、
世界で最も信頼できる企業の一つとして認められている。

2032年のありたい姿を実現していくため、社会からの求められる以下の4つの分野で目標を掲げ、取り組みを進めています。

Environment[環境]

地球環境の健全な営みを維持できるように、製品のライフサイクル全体での環境負荷を削減し、有限な資源の有効活用を実現するビジネスモデルを構築していきます。

Human Resources[人財]

グローバルな視点からそれぞれの多様性を認め合いながら切磋琢磨し、心身ともに健康的に働くことができる職場を世界中で提供することで、社員幸福度の世界一の実現を目指します。

Partnership[パートナーシップ]

お客様はもとより、地域の方々や各分野の専門家、取引先などに寄り添い、連携を深め、さらに積極的に情報を開示することで良好なパートナーシップを築き、社会課題の解決に向けた協力を進めています。

Management Platform[経営基盤]

コンプライアンス、リスクマネジメントに関する方針・体制を構築し、コーポレート・ガバナンスを確立することで、世界で最も信頼できる企業として盤石な基盤を築いていきます。

長期ビジョン実現への取り組みにおけるSDGs重点テーマ

サンスターのSDGs重点目標

お口の健康から全身の健康、そして人を取り巻く環境まで、健やかな暮らしに役立つ製品やサービスを提供します。

建物やモビリティを含むあらゆる生活空間において人々の快適で安全な生活をサポートします。

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調達、製造、物流、販売、生活者が製品を使い終えた後まで、製品ライフサイクル全体を通して廃棄物の発生防止、削減、再利用に努めます。

カーボンニュートラル実現への貢献として、原材料、製品、製造、輸送などサプライチェーン全体でCO2排出削減に努めます。

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長期ビジョン策定時には、役員ワークショップ、部門長ワークショップ、役員個別ヒアリング、関連部署ヒアリング、自社事業の環境負荷分析、競合他社のCSR対応ベンチマークを行い、事業を通して貢献すべき社会課題、企業として果たすべき社会的責任の重要課題を議論しました。その結果、事業を通して貢献する重要課題を4つのSDGs重点テーマで表現、果たすべき社会的責任の重要課題を、気候変動および資源循環などの環境対応、従業員の働きがい向上、経営基盤におけるリスクマネジメント、これら全ての課題におけるステークホルダーとのパートナーシップの4つの重点テーマに定めました。

サンスターグループ長期ビジョン策定と重点テーマの推進

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2017年~2019年
  • 役員サステナビリティワークショップ実施。
  • 部門長サステナビリティワークショップ実施。
    ⇒サステナビリティをめぐる世界情勢を学び、サンスターとして目指すべき企業像を議論。
  • 役員・経営部門への自社課題ヒアリング実施。
  • 競合他社と自社のベンチマーク実施。
    ⇒これらの情報をもとに、経営トップを中心に事業で貢献すべき社会課題、果たすべき社会的責任の重要課題を特定し、長期ビジョン、SDGs重点テーマを策定。
  • 2019年初に経営トップが社内で長期ビジョンを発表、7月に社外発表。
  • サステナビリティ推進の具体策を社内で議論。
    環境、危機管理、社員の働きがい向上を重点課題に設定。
2020年~2022年
  • 2020年2月に経営トップが環境強化を宣言。
  • 2021年3月、サンスターのサステナビリティ活動、環境中長期目標を社外に発表。
  • 2021年~2022年、日米欧亜4拠点で地域ごとに経営陣がリスク軽減ワークショップを実施、重大な経営リスクを特定し、リスク軽減策を策定し実行。
  • 2022年8月、サンスターのサステナビリティ活動、環境中長期目標に対する活動進捗を社外に発表。
2023年~2025年
  • 2023年1月、従業員のWell-being向上と会社の永続性確保のための「SUNSTARグローバル人事方針」を制定。
  • 2023年10月、サンスターのSDGs重点目標にGoal13を追加。
  • 2024年、日本エリアのScope 3のCO₂排出量の計測と開示を開始。2025年には欧州・米州・アジアエリアでも計測を推進。
  • 2025年8月、ステークホルダーとの信頼構築、事業の持続的発展に向け、グループグローバルで取り組みを加速するためのESGコミッティを設立しました。

サンスターグループのサステナビリティ推進活動の従業員への浸透

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2018年~2019年

日本エリア従業員向けサステナビリティ勉強会・ワークショップを開催。売上の50%を占める日本において全国で58回開催、1,236名が参加。親しみやすいデザインの教育冊子「サンスター未来創造ノート」を制作・配布。話し合ったことを書き込んで自分事化。役員や趣旨に賛同する従業員にSDGsバッジを配布。取引先でのコミュニケーション促進や全社の意識向上に繋がりました。

勉強会・ワークショップ サンスター未来創造ノート/SDGsバッジ

グローバル社員向けに、長期ビジョンやSDGsへの貢献について情報共有。(2019年1月)
日本、スイスでプレスリリースを発信し、ホームページにも掲載。サステナビリティへの理解が深まり、SDGsについて話題にする従業員が増えました。(2019年7月)
2020年~2021年

SDGs、ESG投資とサンスターの関わりをテーマに、E-ラーニングを実施。また、サステナビリティや環境に関するオンラインでのセミナー、ワークショップを随時開催。社内ポータルにサステナビリティの業界動向を記事化するなどで浸透をはかりました。

サンスター未来創造ノート/SDGsバッジ

2022年~2025年 グローバル全社員へのサンスターグループ報告書・企業サイトのサステナビリティページ年次更新の社員への周知、新入社員研修、各部門向け勉強会、オンライン説明会の実施、E-learningコンテンツ提供でサステナビリティ活動を社内に共有

長期ビジョンに基づく事業の中期ビジョン

消費財事業*の中期ビジョン

消費財事業は、人生100年時代、お客様がいつまでも健やかで心豊かな人生を過ごせるよう、お口の健康を起点とした全身の健康増進と、心身ともに健康で快適な生活環境づくりに寄与する製品・サービスを提供し、健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。

近年、感染症、度重なる自然災害、高齢化などの影響で、全身の健康増進におけるお口の健康の重要性が高まっています。歯科専門家や地域コミュニティとの協働でオーラルケアの重要性を広く啓発しながら、お客様のお口の悩みや年齢層に合わせた効果的なオーラルケアを行える製品の展開を加速します。そのためには、口腔細菌の研究成果や、AI、IT技術の活用などを進め、新たな付加価値の創造を強化していきます。また、オーラルケアのみならず健康食品、スキンケア・ヘアケア・生活用品においても、お客様の健康課題解決に取り組みます。さらに、ハブラシ、歯間ブラシ、洗口液のボトル容器をはじめとする製品やパッケージに多く使われている石油由来プラスチックの削減や資源循環、健康にも環境にもよい製品の開発、事業所の環境負荷低減など、環境対応も積極的に進めていきます。

生産財事業*の中期ビジョン

生産財事業は、世界の人々の健康で快適な生活空間づくりをサポートするテクニカルソリューショングループとして、接着技術・金属加工技術の強みを生かして競争力強化と販売エリア拡大、周辺領域への事業開拓を進めています。

自動車・電子部品用接着剤では、自動車業界のカーボンニュートラル化に合わせた軽量化、電装化、電動化に伴う新規接着剤需要を確実に捉え、またドイツ拠点を活用し欧州自動車メーカー向け事業を拡大します。建築用シーリング材・接着剤では、内装用接着剤など取扱製品の拡大、作業効率の高い1液型製品の拡充、中国事業の拡大とアジア市場開拓、容器の環境対応などを進めます。

金属部品では、中国・インド系大型二輪、電動二輪、小型E V用のブレーキディスク、四輪・船舶向け金属部品受注拡大により事業成長を目指します。さらに、グローバル展開における戦略的かつ効率的な投資や事業運営を進め、生活空間・移動空間づくりにおける課題解決企業として持続的な発展を目指します。

* 消費財事業:オーラルケア製品、化粧品、健康食品など、生活者向けの製品やサービスを扱う事業

* 生産財事業:バイク、自動車などの金属部品、自動車や建築物、電子部品などに使う接着剤・シーリング材など、工業製品を扱う事業

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