地域社会への貢献
方針・考え方
サンスターグループは、事業活動を行う全ての国や地域において、良き企業市民として地域社会との良好なパートナーシップを築き、人々が幸せな人生と健やかな未来を築くことができるよう支援しています。
取り組み事例紹介
日本文化支援として日本書道美術院の日書展に協賛(アジア・日本)
サンスターは日本を代表する書道団体、日本書道美術院が主催する「日書展(にっしょてん)」において、最高賞である「サンスター国際賞」を毎年授与しています。2017年10月には、日書展70回記念シンガポール展を日書美、サンスター、シンガポール日本大使館の共催で開催しました。会期中、シンガポール国内各地で書道パフォーマンスやワークショップも実施し、サンスターが支援する日本文化発信の一大イベントとなりました。
地域住民の方々との交流~地域の祭への参加(日本)
ハブラシ・化粧品等を生産する徳島工場では、1987年の竣工以来、毎年8月に開催される阿波おどりに「サンスター連」として、参加、地域の子どもたちに踊りの指導を行うなど、徳島工場従業員と家族、そして地域住民の方々との交流の場となっています。オーラルケア製品を生産する高槻工場のある大阪・高槻まつりでも、「サンスター連」の阿波おどりで祭を盛り上げています。
接着剤・シーリング材工場と洗口液工場がある山梨県では、県最大のお祭である「信玄公祭り」に参加、20回目の参加となった2025年は、工場長を隊長とする40名の社員が「武田太郎義信隊」を演じ、展示ブースで地域の方々と交流を深めました。
地域の人々の笑顔のために、各地の社員が支援活動を実施(グローバル)
アメリカでは工場敷地内に農園をつくり作物を地域のフードバンクに贈る取り組みをはじめました。メキシコでは、低所得層の糖尿病患者とその家族を非営利市民団体Mexican Diabetes Associationを通して支援し、学術的な臨床ケアの提供をはじめ、ワークショップや情報提供などにより生活の質の向上のサポートをしています。
バイク用金属部品を製造するタイ工場では、バイク事故防止のために警察署が実施しているヘルメット配布キャンペーンに賛同し、労働局にヘルメットを寄付しました。バイク運転時のヘルメット着用の意識を高め、道路事故軽減に寄与しています。
寄付を通じて家族と地域社会を支援する(欧州・米州・アジア)
ドイツでは、「Hilfe für Osteuropa(東欧支援団体)」に5,000ユーロ相当のオーラルケア製品を寄付し、さらに「Bürgerhilfe Fröhnd(フレンド市民支援団体)」および「Oberes Wiesental 福祉センター」を支援しました。
スイスでは、「Cartons du Cœur Romandie」とともに物資回収活動が行われ、家族やひとり親家庭に必要な生活必需品を集めて寄付しました。また、GUM製品の寄付も行われました。
カナダでは、サンスターが「Guelph-Wellington子ども財団」とともに第5回目となる年次おもちゃ寄付キャンペーンを実施し、ホリデーシーズン中に地域の家族を支援しました。
タイでは、視覚障害者向けの点字教育支援のために、従業員から回収した使用済みのカレンダーを「視覚障害者教育技術センター財団」に寄付をしたり、タイのこどもの日に子どもたちが幸せに成長することを願い、必要としている子どもたち向けに自転車や玩具などを継続的に寄付しています。
日常の取り組みを通じた社会貢献活動(欧州、アジア)
スイスでは、Alayaを通じて寄付のための歯みがき用品の仕分け作業を行いました。またCaritasの衣類回収活動に賛同し、チームが一丸となり、必要な方々に防寒着を寄付しました。また12月にはローザンヌのメレ・ソフィア炊き出し施設でボランティア活動を実施。困窮者への食事提供を通じ、地域社会の福祉向上に貢献しました。
タイでは、「PETボトルの寄付を僧侶の袈裟として再利用する」プロジェクトを通じて、環境保全に関する活動を継続的に行っています。2024年は、PETボトル115kg、プラスチックラベル、PETキャップを回収・寄付しました。PETボトルは、分解されるのに450年かかりますが、寄付することで15本のボトルが僧侶の袈裟1着として生まれ変わります。
現地のチームによるサステナビリティの取り組み(欧州)
フランスでは、CSR活動が現地の従業員主導で進められており、「モビリティ(移動手段)」「廃棄物」「責任ある購買」「社会貢献」「物流」「エネルギー」の6つの重点分野が特定されています。専任のCSRワーキンググループを通じて、製品寄付、物流の最適化、地域ボランティア活動などのさまざまな取り組みが実施されています。
献血による公衆衛生の推進(米州、アジア)
サンスターでは、献血活動を続けています。2025年には、米国、タイ、インドネシアの従業員が、現地組織と連携し、数十袋の血液を収集。地域社会の福祉と公衆衛生への取り組みを強化しました
次世代を担う女性に技術的な業務体験の場を提供(欧州)
ドイツのハブラシ・歯間ブラシ工場では技術分野でのキャリア機会を探る若い女性たちを迎え、実践的な活動とメンターシップを通じて、生産、工具製作、品質管理プロセスに関する体験をしてもらいました。
この取り組みは、多様性と包摂への強いコミットメント、そして伝統的に男性優位の産業でキャリアを追求する若手専門家の育成を反映しています。