お口と全身の健康啓発活動

方針・考え方

サンスターグループは、お口の健康維持が全身の健康維持にとって重要である事を30年以上も前より提唱し、医科・歯科専門家と共に研究・啓発活動を続けています。

取り組み事例紹介

健康寿命延伸に向けたオーラルフレイル予防啓発を推進(日本)

お口の機能の衰えが全身の虚弱化を早めてしまうオーラルフレイルの予防啓発を日本で推進。サンスター財団歯科衛生士によるセミナー講師派遣や、日本歯科医師会と連携した市民公開講座を開催しています。また、おくちの元気度チェックやトレーニングができる無償スマートフォンアプリを公開、オーラルフレイルのチェック項目の1つである「お口の渇き」に対応した製品も発売しています。これらの活動により、お口の機能維持が健康寿命延伸にとって重要であることを啓発しています。

日本歯科医師会 口腔保健シンポジウム

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歯周病先端研究への支援

世界歯周病賞(欧州歯周病学会で表彰)、歯周病リンク賞、日本歯周病学会賞、アメリカ歯周病学会など、日米欧の学会で先端的な歯周病研究に対する表彰を行い、研究の進展を支援しています。

歯周病と糖尿病の関係性をいち早く提唱、啓発活動展開(グローバル)

1990年代から歯周病と糖尿病の関連性に関する国際シンポジウムを開催、2008年からは米ハーバード大学附属ジョスリン糖尿病センター共同で、世界各地で21回、7,400名以上の医科歯科の専門家を集めた国際シンポジウムを開催しました。また、金田博夫研究助成基金を通じて14名の医科歯科の若手研究者をジョスリン糖尿病センターなどに派遣するなど、口腔と全身の健康の関連性研究に携わる人材育成に努めています。 また、各国でも、様々な形で、歯科関係者、医療関係者、糖尿病患者などへの歯周病と糖尿病の関連性を啓発するイベントを行っています。

FDIと連携し持続可能な歯科医療を推進(グローバル)

サンスターは、世界歯科連盟(FDI)と連携し、世界規模で持続可能な歯科医療と環境に配慮した口腔ケアの進展を推進しています。共同で「歯科医療における持続可能性に関する合意声明」「持続可能性への誓約」をはじめとする取り組みや、様々な実践的ツールを支援しています。

アジア太平洋での歯周病治療の重要性認知拡大に貢献(アジア)

サンスターはアジア太平洋歯周病学会(APSP)において、歯周病治療の優れた研究を紹介するセミナーの企画や参加者の交流イベントなど、長年支援を続けています。2024年にベトナムで開催された第15回APSPもダイヤモンドスポンサーとして学会を支えました。

世界の歯科衛生士の活躍を支援(グローバル)

サンスターグループは、歯科衛生士の優れた活動を表彰しています。
サンスター財団は、国際歯科衛生シンポジウム(ISDH)にて授与される「サンスター世界歯科衛生士賞」を後援しています。サンスター財団と欧州歯科衛生士連盟は共同で、欧州の歯科衛生士を対象とした「功績表彰プログラム」を2023年4月に創設し、2025年4年も継続します。
サンスターアメリカズとRDH誌は北米において「サンスターGUM/RDH 優秀賞」を2002年から毎年、共同で授与しています。
また、歯科衛生士の職種がないアジア各国の医療機関で歯科医療に従事する看護師や学生に、日本の歯科衛生士業務や技術紹介する活動を継続的に実施しています。

世界保健機関(WHO)を通じた発展途上国へのハブラシ寄付(グローバル)

サンスター財団は世界保健機関(WHO)が取り組む各国の口腔衛生状態の調査データの収集や分析、歯科保健施策の方針策定を支援しています。また、サンスターグループとして2002年からWHOに協力する形で発展途上国へのハブラシの寄付活動を継続しています。これまでの活動で各新興国に提供したハブラシの総数は100万本以上となりました。写真は2018年にパラオ共和国に寄贈した25,000本のハブラシが小学生のブラッシング指導に活用された事例です。2023年にもパラオ共和国に約12万本のハブラシを寄付し、全小学校で歯科保健指導を行うことが決定。継続的なブラッシング指導における効果検証に協力します。

コロンビアにおける口腔衛生の推進(米州)

2024年7月、サンスター・コロンビアは、低所得コミュニティの子どもたち150人を対象に、口腔衛生のイベントを開催しました。このイベントでは、GUM製品を使用した歯みがきの方法や口腔衛生について楽しく学べるアクティビティが行われました。

災害時のオーラルケアの重要性啓発と支援活動(日本)

大規模災害で水が不足すると歯みがきがしにくく、お口の中が汚れやすくなることから、避難生活におけるオーラルケアが注目されています。
1995年の阪神・淡路大震災で従業員の多くが被災したサンスターは、その経験を活かし2011年東日本大震災以降、災害時のお口のケア啓発活動と、水がなくても使用できる液体ハミガキやハブラシなどのオーラルケア製品を支援物資として提供しています。2016年熊本地震の際には、支援物資の提供に加え、お口のケア方法を示した避難所掲示ポスターを制作、提供。その後も災害時の避難所で活用いただいています。また、防災備蓄用に保存期間5年の液体ハミガキ「長期保存用ガム・デンタルリンス」を開発し、自治体や企業などの防災備蓄に採用されています。

最近では避難の方法も様々で在宅避難という選択もあります。避難の選択肢に応じた防災備蓄ができるよう、ホームページに掲載している防災備蓄リストを更新しました。

2024年は、山梨県民公開講座、医療防災産業創生協議会の群馬県防災セミナー、2025年も阪神淡路大震災30年目の「神戸防災のつどい」や各地の学会・防災イベントなどで災害時のオーラルケアの重要性を啓発、今後も啓発活動を続けます。

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