万人/年
生活習慣病から派生する病気によって年間3,8000万人が命を落としている
食習慣の乱れに加えて、タバコの喫煙や運動不足が原因とされる生活習慣病は、近年増え続ける一方で、世界保健機関の推定では、年間3800万人もの人々が生活習慣病から派生する病気によって命を落としています。日常生活における小さな乱れが肥満を引き起こし、放っておくと心臓病や糖尿病など様々な病気の原因となるのです。
万人/年
生活習慣病から派生する病気によって年間3,8000万人が命を落としている
万人/年
野菜や果物の不足によって170万人が命を落としている
出典 左:世界保健機関 ”Noncommunicable diseases”
右:世界保健機関 “Global Strategy on Diet, Physical Activity and Health”
サンスターの創業者金田邦夫は糖尿病の持病を抱え、1962年、働き盛りの50才の時にくも膜下出血で倒れて帰らぬ人となりました。邦夫が長男の博夫に残した言葉、「名医を探せ」は、その後のサンスターの事業において、健康や生活習慣改善のための商品を開発するきっかけとなっています。
名医を探し続けた博夫が行き着いたのは、体調を崩してから治すのではなく、崩さない身体をつくるという自然療法でした。この考え方に感銘を受けた博夫は、社員たちにも自然療法を勧めるため、社員専用の施設「心身健康道場」を1985年に設立します。この道場では、玄米菜食や青汁はもちろんのこと、適度な有酸素運動やストレッチ、自律神経を整える冷温交代浴など、数々のプログラムを通じて身体だけでなく心の調子をも整えることができます。
この道場で毎朝提供されているのが、青汁です。 野菜だけの青汁は、栄養価は高いものの、味を敬遠する人もいる事から、リンゴとレモンでおいしさを加えてより飲みやすくしています。手軽に食物繊維やビタミンなど不足しがちなな栄養素をとれるこの青汁をより多くの人が生活に取り入れる事ができるよう商品化を目指すことになりました。
左:「おいしい青汁」発売当初のデザイン(1995年)
右:現在のデザイン(2013年~)
心身健康道場で飲まれている青汁が一般向けの商品「健康道場おいしい青汁」として発売されたのは、1995年です。健康への影響を考慮して砂糖・食塩や保存料を使わないだけでなく、できる限りフレッシュ感と栄養価を損なわないよう、一部の原材料にフレッシュピューレ製法という、サンスター独自の特許技術を採用したいます。
左:「青汁」(2001年発売)
右:「粉末青汁」(2003年発売)
試行錯誤の末、1995年に「健康道場おいしい青汁」*として販売を開始しました。忙しくても手軽に栄養補給ができる商品として、この20年の間にお客様に支持いただき、広く親しまれる製品となりました。
**現在、日本のみで販売しております。
左:「青汁」(2001年発売)
右:「粉末青汁」(2003年発売)
サンスターでは青汁がもたらす健康への影響に関する研究も行ってきました。様々な研究の過程で、ブロッコリーやキャベツなどに代表されるアブラナ科の野菜を配合した青汁を摂取することで、LDL(悪玉)コレステロール値を下げる傾向を見出しました。粘り強く研究を続けると、これがアブラナ科の野菜に豊富に含まれる天然アミノ酸のS-メチルシステインスルホキシド(SMCS)による効果であることがわかったのです。(1)(2)
試験条件:LDLコレステロール値140mg/dl~180mg/dlの男女24~25人のグループが1日2缶、12週間飲用
10年にもおよぶ研究の成果を科学専門誌で発表するだけでなく、日本の厚生労働省に申請し2009年2月に野菜のチカラ(ブロッコリー、キャベツ由来のSMCS)でLDLコレステロールを下げる、特定保健用食品「緑でサラナ」の販売を開始しました。
S-メチルシステインスルホキシド(SMCS)
原材料の野菜はその時々で世界中のさまざまな農家から仕入れ、1年を通じて同じ味に仕上がるよう配慮されています。同じ味を求めて購入してくださるお客様の期待に応えるため、工場に届く野菜はまず、原料の状態で品質のチェックが行われ、製品が出来上がると、今度は品質管理者が製品のテイスティングをして、味の確認をおこないます。
「おいしい青汁」には、フレッシュピューレ製法というサンスター独自の技術でピューレにしたキャベツが配合されています。野菜ジュースは通常、保存性を高めるために熱を加えて酵素を不活性化します。一方で、フレッシュピューレ製法は、生のまますりおろしてレモン汁で酵素を不活性化するというサンスター独自の製法です。そのため、栄養素と野菜のフレッシュ感を保つことができるのです。
サンスター健康道場の商品はお客様との密接なつながりを大切にしたいという想いから、主に通信販売しています。通販では、商品をお求めいただいたお客様方とのコミュニケーションが取りやすく、商品に対する反応を直接知る事ができます。こうしたお客様とのやり取りがあるからこそ、品質を保つことができるのです。また、お客様のニーズを把握することで、商品の改善点が浮かび、新しい商品のアイディアが生まれてきます。
近年、世界中で野菜不足が健康に影を落とすなか、青汁を国内だけでなく海外世界中の人々にも活用してもらいたいという思いが強くなりました。
日本では、より本格的な青汁をのみたいというお客様お声にお応えし、りんごなどの果物が入っていない「青汁」や「粉末青汁」を展開しています。海外展開では、販路を広げるための活動として、2014年12月からシンガポールにてインターネットでテスト販売を開始しています。
This delicious juice contains 9 varieties of vegetables (broccoli, celery, cabbage, kale, spinach, lettuce, parsley, daikon leaf, and Japanese mustard spinach), apples, and lemons. The pureed green vegetables that make up 25% of the juice give it a thick, rich texture. Sunstar’s own “Fresh Puree” method is applied to some of its ingredients, keeping the authentic flavor of vegetables fresh in the juice.
**現在、日本で販売しております
総合的な心身の健康を志向するサンスターの全方位的なアプローチです。Holistic Health Careでは、日常生活のあらゆる面にわたって一貫したアプローチを行います。当社の社名が示すとおり、サンスターは、朝、太陽が昇ってから、夜になり星が出るまで、一日を通じてお客様をサポートします。